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船戸与一にはまる?!
2009年06月14日 (日) | 編集 |
「坂の上の雲」を2巻で中断して
やっぱり好きな小説へと目を向けてしまいました。


まずは逢坂剛 「幻の祭典」

幻の祭典 (新潮文庫)
逢坂 剛
4101195137


1936年に開催されたベルリンオリンピックの陰で、
ナチスに反旗を翻す人民オリンピックがバルセロナで開催される予定だった、
という背景の小説です。

最近は、本当の歴史と、フィクションの織り交じった小説が好きです。


逢坂剛さんのスペインもの、これで何冊読んだでしょうか・・・

歴史と呼ぶにはまだ日の浅い、ほんのちょっと前の壮絶なスペイン史。
多民族国家の悲劇が根底にあるスペインの複雑さ。。。


直木賞を獲った「カディスの赤い星」と比べてしまえばイマイチだけど、
最後は逢坂氏お得意のどんでん返しを楽しく読みました。



次はこれ。

白い夏の墓標 (新潮文庫)
帚木 蓬生
4101288011


さすがに医師の書く本だけに、専門用語が多く最初はちょっと抵抗があったけど
直木賞候補に挙がっただけのことはあるな、と思いました。

激しいサスペンスではなく、
最後まで静かなテンポで物語が進んでいくように感じました。

この作家の本は初めてでしたが、もうちょっと読んでみようかな、と思いました。



そして・・・

2009053114030000_R.jpg


「猛き箱舟」以来、なんだか船戸与一を読みたくなってしまって
「砂のクロニクル」、「山猫の夏」と続いて読んでいます。

「砂のクロニクル」はイラン・イラクが舞台の、民族闘争(と言ったら簡単すぎる?)。

宗教・民族・・・・ アメリカ主体の表の歴史を私たち日本国民は疑わないけれど
湾岸戦争から始まる一連の戦争の裏に真実の歴史があることを知りました。
一言で言ってしまえば、多民族国家は本当に難しいものです・・・・
民族ってなんなのだろう?と考えてしまいました。

無宗教&単一民族国家に生まれ育った私たち日本人には
本当の意味での理解は不可能だと思いました。
民族のために命をかけることの意味。
その民族だけの国家を作ること。
その命題はやっぱり私には理解不能だけど、
それほど大きなものであるってことは分かります。

民族に執着することと、日本国民のように民族を意識しないで暮らせること。
どちらが幸せなのかは、私には分かりません・・・・


「山猫の夏」はブラジルが舞台です。


船戸与一氏の本は、知らない世界が飛び込んできます。
イランもイラクも、ブラジルも、私は多分きっと旅行しない地だと思います。
(ブラジルと言っても、かなりの辺境です)

そしてその地の持つ深い問題やそれにからむ人間の悲しみと憎しみ。


テーマはいつも重いけれど、知らない世界を知ることができ、
自分の今の幸せや世界の抱える莫大な問題を少しだけ認識することができます。


一度重い本を読んでしまうと、なかなか軽めの本に目が向きませんが、
船戸与一作品にちょっと疲れたら
話題の村上春樹でも読んでみようかな、と思っています。



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